謎のブログ

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バレンシアの熱い花/宙FANTASISTA!!(宙組・東京宝塚劇場 8月24日)

 行って参りました、新生宙組本公演。久しぶりに行った日比谷は様変わりしていてちょっとびっくり。舞台写真とかは結局、妹や友人に買ってきてもらっていたのでちょっと間あいてたんですよね。

 さて、さくさくっと読書感想文。

バレンシアの熱い花>

 私が観たのは、バレンシアの役代わりがラモン・蘭寿とむ/ロドリーゴ・北翔海莉の回でした。

 お話はスペインを舞台とした恋愛絡みの復讐劇。

 ストーリー的には復讐劇にふさわしく悲劇に終わったり、鉄仮面伝説のような活躍があったりと再演されるのにふさわしいよくできた台本です。

 以上、感想終わり。

 すまん、すまんが今回は観なかったことにさせてくれ!!!

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 え~あ~、ま~その、ルーカス大佐の十輝いりすの落ち着きのある大佐の地位にふさわしい演技や、ドン・ファン・カルデロという盗賊をやった七帆ひかるのチョイと癖のある怪盗的な雰囲気を十分に表現した演技を観て、「宙組子も育ってきてるなぁ~」とうれしかったです。

 蘭とむ(蘭寿とむ)、みっちゃん(北翔海莉)もなかなか良かったです。つか、蘭とむってコメディエンヌができるのは知ってたけど、スマートな役から軽妙な役までよくこなしますね。優等生のイメージがあるのでラモンのような役があうのか?と一瞬思うんですが、全然そんなことなかったです。

 惜しむらくは、ともちん(悠未ひろ)が思ったより良くなかったこと。演じ方とかメイクとかは及第点なんですが、悪役にふさわしい嫌らしさやニヒルさ、腹黒さが今ひとつ出ておらず、舞台を支配するだけの強烈さがなかった。悪役は舞台を支配してナンボです。悪役に凄味がないと話自体の面白味そのものを欠く結果になる。

 観客全員を敵に回すぐらいの気構えでやって欲しかった。せっかくの長身が生かされない結果になってしまいましたね。

 あと、美羽あさひ、綺麗になったね!!

 前は娘役の綺麗さという点において、「大丈夫なのか?」と心配していたのでうれしかった~。和音美桜も垢抜けたよね?めっちゃうれし~!!!

 なんか、陽月華が入って宙組の娘役は面白そうだ。どんどん育っておくれ~♪

 ま、そんなところで。

 

<宙FANTASISTA!!>

藤井大介は天才か!?

 や、だってよ、宙組に宇宙を舞台とした設定を当て男役トップ大和悠河「宇宙の王子」ですよ!?もうそれだけで

(,,゚Д゚)どんだけ~

ですよ。正直、劇場行く前から大丈夫なのかと心配していたぐらいで・・・。

 で、幕が開く前にこれでもかってほどの電飾と周囲に映し出される宇宙空間映像

Σ(゚Д゚)ベタすぎ~!!

と更に不安がよぎる・・・。

 が!

 幕が開いたらスゲ~いいんですよ!これが!!

 煌びやかだし、華々しいし、スパン!と気持ちいいぐらいの快活さ。

 その上、芝居じゃ耳を塞ぎたくなった(いつも以上に)タニちゃん(大和悠河)のお歌が聴きやすい曲。下手すると「タニ上手いじゃん!!」と言いかけそうになったぐらい。

 もちろん、タニちゃんの魅力をたっぷり見せつける演出も忘れない。

 要所要所で上手く締め、いい味を出す蘭とむ、歌上手のみっちゃん・たっちん(和音美桜)の使い方、見せ方も上手い。

 長身男役の女役というとほとんど色物扱いでしかないことが多いのに、ビッグ3(勝手に命名)の悠未・十輝・七帆のイシュタールは掛け値なしに美女!!

 この世はお金がすべて!な強欲さが魅力になってしまう女の不可思議さがよく出ていて秀逸。それを追う男に娘役を当てているのもナイス。

 そして、宙組自体の最大の魅力であり武器であるコーラスをアピールすることも忘れておりません。

 最後に特筆すべきは宙組新娘役トップのウメ(陽月華)の見せ方。

 いままでの「寄り添う」娘役のステレオタイプを打ち破り、「かっこいい」娘役という新しい娘役像をズガーン!!!とぶつけてきました。

 男役のかっこよさとは違う、「女の格好良さ」です。

 たかちゃん(和央ようか)が男役の新しい形を打ち出したといえるわけですが、ウメは新しい娘役の象徴ともいえるのではないかと。

 時代の象徴でもあるのでは?

 いままでも「かっこいい娘役」という描き方はなかった訳じゃないし、ちょろちょろとそういう娘役さんも出てきてはいる。そういう時代の流れを集約して見せたのが、今回のウメではないかと。

 こんなにも熱心に娘役をオペラで追ったことございません、ワタクシ。

 でも、それでいて男役を食うことがないバランスの良さ。相手役タニちゃんを見つめる瞳も一途でかわいい。ウメが見つめるからタニちゃんが更に格好良く見える。

 いやあ、もう、これでもか!というぐらい宙組の新しい魅力を見せてもらいました。

 ベタすぎる設定や衣装、舞台装置、音楽をここまで纏め上げてすばらしく見せた上に、当て書がはまりまくっているってのは凄いです。

 今度から藤井先生のことをファンタジスタ藤井と呼ぼう(真剣)

 

 宙組のこれからに期待です。

 最後に一言。格好つけてキザってるだけじゃ中身のない薄い男になっちゃうよ、タニちゃん。