謎のブログ

謎の生物(゚Д゚)@謎が書く謎のブログ。気の向くまま風の向くまま。

ORANGE (AMUSE×PEOPLE PURPLE PARCO劇場)

 やっとのことでアップです。

 

 劇団ピープルパープル上演「ORANGE」。

 

 すでに終わってしまいましたが、神戸の劇団「PEOPLE PURPLU」が長年大事に上演し続けてきた、阪神淡路大震災での消防活動の記憶を軸に、命の大事さを問う作品。

 

 なんて書くと凄いかたっ苦しいお涙ちょうだいの湿っぽい物を想像されるかもしれません。

 

 ですが、この作品は関西の劇団らしくお笑い要素もきちんと含んでいて、決して押しつけがましいお涙ちょうだい物とは一線を画します。

 

 楽しく愉快な消防職員仲間が送る、命の尊さの物語とでも言いましょうか、そんな感じなので、もし観劇の機会があれば是非、気負わずに劇場に足を運んで欲しい作品です。

 

 

 とにかく、消防オタクとしては消防活動の表現がかなりリアルだったのがうれしかったですね。下手すると面体(ボンベから酸素が送られてくる、透明なお面のようなもの。火から顔を守ったりもする)付けずに火の中突入とか

ありえないドラマもありましたからねぇ・・・。

 

 公安制服職フェチとしては、敬礼もほぼ(演出上の誤使用はのぞく)きっちりしてましたし。隅々まできっちりしていると、ちょっと違っても「ああ、演出だよね」と許せます。

 

 役者さんもかなり鍛えていて、特別救助隊のエース二人をやったかたは筋肉凄かったですから。びっくりです。

 

 みんなガチで人を抱えたり引きずったりしてましたからね。人間って思っているよりも重いので鍛えていないと脱力した人間は持ち上げにくいんですよね。

 

 そのほか、私が知らない部分までこだわり抜いているんだろうな、というのが見て取れました。

 

 阪神大震災の回想部分でも、消防士さんの苦しみと悲しみとやりきれなさがリアルに伝わってきました。それもそのはず。脚本の宇田さんは神戸消防に取材を申し込んで最初は断られたものの、「一人ではなく救助に当たった全員の話を聞くなら」という条件で取材を許され、100人以上の消防士に話を聞いたというのですから。

 

 阪神大震災の回想シーンは涙なくして見てはおれません。本当に大変な現場だったのだと。震災の救助に当たった青年消防士の父親が、震災後退職したって設定も結構リアルだなぁと思いましたね。きっとそういう方がいらしたのではないかと思います(それも一人や二人ではない数で)。

 

 で、この回想シーンが前半で終わっちゃうんですよね。

 

 友人等と「え、後半どうするの?」と思っていたら、真っ向勝負で来てびっくりでした。どうきたかは機会があれば是非劇場で確認してください。

 

 初演は消防服など手作りの物を使っていたらしいですが、初演を観た消防士さんたちが痛く感動されて、そういう資機材を貸してくださったそうです。今はどうしているか知りませんが・・・。でも、神戸と和泉市の消防が協賛してるからそのあたりの協力はまだしているのかな?

 

 まあ、制服あたりは「本物そっくり」のものしか使えない法律があるので(たしか)ワッペンとかは違うのかなーと思ってみたり。

 

 とにかく、「震災の悲惨さを、命の尊さを伝えるんだ」と言う気迫に満ちたすばらしい舞台でした。消防士さんたちが感激したって話も頷けるのです。

 

 誘ってくれたTさんに感謝!!

 

 とにかく、是非是非是非!!機会があれば一度見てください!