謎のブログ

謎の生物(゚Д゚)@謎が書く謎のブログ。気の向くまま風の向くまま。

『ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛― 』『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』(花組公演 東京宝塚劇場)

 いつ行ったか忘れてしまうぐらい前に行ったんですが、お友達のおかげで蘭寿とむ氏の最後の公演演目を見ることが出来ました!

 遅ればせながら、蘭とむさん卒業おめでとうございます

 花組は何かとご縁がありまして、就職して中断していた宝塚観劇をまた見出すきっかけが、今でも娘役で活躍しているお嬢さんが上司のお嬢さんが通っていた同じバレエ教室だった関係でチケットを取っていただいたことでした。まあ、ちょっと遠いご縁なので、繋がりはそれきりでしたが。

 1年以上宝塚から離れていたのに、再び見るきっかけが再度花組だったのは、縁ですね。

 贔屓の組は今のところ宙組なんですけどねw

 そんなわけで、1年ぶりに劇場に行ってきましたら、すっかり劇場は100周年モード。

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 宝塚らしい上品で豪華なデザインですな。

 

 さて、本題。

 まず、ミュージカルから。

『ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛― 』

 まず、相変わらず宝塚は演出家が育っていないな、と言う感想を持ちました。

 生田先生大劇場デビュー作だそうですが、もう、フィッツジェラルドなら小池先生や、植田景子先生にしとけば?と思ってしまうほど不出来。

 蘭とむのサヨナラなのに・・・。劇団め。

 とりあえず、もう一回修行し直してこい

 

 なにせ、話がぶつ切れなんである。

 最初、この作品が小説原作だと思わなかったので、「ミュージカルは論文じゃねぇんだよ!!」とお怒りモードになったんですが、幕間にフィッツジェラルドの原作だと知って極端に脱力。本人が書いたのは1章だけのようですが、そのあとを別の方が補完して世に出たと。

 自分で作った話なら、論文的でぶつ切れでもしょうがないと思うんですが、そもそも一本に繋がった小説をベースにしておきながら、あの展開の悪さだったらもう、脚本家としての腕も演出家としての腕も疑います。

 おかげで、1回しか見ていない私には話が全く印象に残っていないという。

 結局あの話は何を言いたかったんだ???

 救いなのは、生徒さんがきちっと一人のキャラクターをブレずに演じていたので、バラバラな舞台をなんとかまとめていたところでしょうか。

 とりあえず、劇団は演出家の育成方法を生徒の育成と同じぐらい真剣に考えるように(上から目線)

 俺みたいな生徒目的で見ない人間が何で舞台を評価するかと言ったら、話の良さと演出がちゃんとできていて初めて役者の力量に目が行くんですよ。基礎の部分ができていない舞台は役者を見る前に席を立たれても文句言えないんですよ。

 宝塚は生徒目的の観劇が大半なので、その基礎をないがしろにしがちだと私は思います。どんなクソ台本でも、クソ演出でも贔屓の○○ちゃんのためなら席を立たないし、チケット買うからね。

『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』

 ネットじゃ結構批判の嵐だったので、構えて見てたんですが。

 別に全然どってことなかったんですが。むしろ後半の上品さがおいらは好きですよ。

 前半のレボレボっぽい曲に去年の紅白を思い出したんですが、西川さんと水樹さんであってたようです。

 中には、これを「サブカル」と評したブログもありましたが、残念、今やアニメもボカロもMMDも若い人にはメジャーなんですよと。これをサブカルだと思う感性は古いです。

 で、吉正センセーはそこで取り残されてしまう層に対して後半のクラシカルなショーを投げてくるわけだ。

 優しいではないか。

 宝塚のファン層をちゃんと意識しているではないか。(多少外してる感も否めないが)

 何を文句言ってんだ、と思ったんですが、蘭とむファンからすると踊り倒している蘭とむを見たかったと。

 まーね、そりゃね、確かにそうだわね。たしかに踊り狂ってる印象はなかったな。

 でも、私は偶々ちょいとみたラストショーの蘭とむとサイトー先生の演出を見て、先生は

蘭寿はダンスだけじゃない、ちゃんと歌える素晴らしいスターとして卒業するんですよ

と言いたかったんじゃないかと妄想。そうアピールすることはマユさんの今後にもつながるんです。だって、外部のミュージカル作るときに踊れるだけの主役はいらないんです。ある程度歌えないと。

 公演のショーとサヨナラショーの冒頭のあの歌なら十分主役に起用できるとおもいますよ。

 だから、ファンでも何でもない私からすると、あの構成はサイトー先生の蘭とむへの最高のプレゼントなんじゃないかと。

 まあ、あくまでも私の妄想ですけど

 全体通しては、みりお君(明日海りお)が成長してましたね。

 私、準トップだの花組移動だの花でトップだの、さらにお披露目がトートとか、優遇されすぎててみりおは元月っ子でも嫌いな子だったんですが、優遇は置いておいて本人の才能や頑張りは素直に認めます。

 ミュージカルの髭悪役は優等生的なみりおの殻を破るのには重要な役でしたが、そつなくこなすレベルで終わってしまったのが残念。

 明日海りおに足りないのは、アクの強さ。ずば抜けた個性。

 花組トップって優等生?みたいに思うけどヨクヨク眺めると個性派ですよね。

 というか、トップにつまらない個性のない優等生は居ません。

 これからガッツリ自分の色を出していったらいいと思うんだけどなー。

 久々の観劇で生徒もあんまりわからないので、感想はこれにて。

 次は、レディ・ベスを見に行った感想など