謎のブログ

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ベルサイユのばら―オスカル編― (宙組公演 東京宝塚劇場)

 もしかしたら、人生初のオスカル編かもしれない・・・。

 ふと自分の宝塚遍歴を振り返って気が付きました。母曰く、幼いころに見たかもしれない、とのことですが幼少期ではっきりと記憶しているのは嵐が丘だけです。記憶していない幼少の公演はカウント外でしょうね。

 一応、自分のブログ検索かけましたがフェルゼンの奴しか出てまいりませんでした。

 ・・・にもかかわらず、なんなんでしょうね、このお腹一杯感。

 普通はもっと「これが、あの場面か!!」的な感激があってもよさそうなものなんですが。デジャヴりまくりですよ。おかしいな、初見なんだけどな。

 なんといいますか、古臭さがどうしようもない状況でして。

 もう、いっそのこと「ネオ・ベルサイユのばら」ぐらい作り変えてしまった方がいいんではないかと。楽曲だって、プロの手にかかったらメロディーラインは残しつつ今風にアレンジできると思うわけです。

 友人が、植田紳爾の演出は平面的だ」と言ったことがあるんですが、この平成の世の中でいまだ平面という恐ろしい事態になってて、若干奥行きも出たりはしてるんですがどうなのかと。

 演出がかなり昔風で、そこまで元の演出にこだわることもないだろうと。せっかく谷先生が演出に入ってるんだから、もう少し現代風になってるかと楽しみだったんですが。

 ただ、ところどころ時代に対するセリフの配慮はあったように見受けました。ああ、この辺今に合わせてるなーってのがあったので。その辺は評価しますね。

 あと、通称ベガ子、ペガサスの乗り物はかなり良くできていて思っていたほど悪くない演出でした。ポニーみたいで超かわいいんですよ、ベガ子。

 そんな演出のがっかり感を差し引いても余りあるぐらい素晴らしかったのが生徒さんの役作り。

 とりわけ、やはり主役のオスカルを演じる宙組トップスター・凰稀かなめさんがすばらしい!!

 もう、理想のオスカル様がそこにいるんです。

 

過度に男らしくするわけでもなく、ところどころ女性っぽさが残ってて、男でもなく女でもなく「オスカル」は「オスカル」であると言う感じが本当によくでています。

 だって、考えてもみてください。

 とりかえばや物語などとは違い、オスカルが女であることは周囲が了解しているし、本人も自分は女とみられている事を分かっている。

 それは、男らしくあろうとしても、「完全に男である」必要がない。

 それを踏まえると、今回の凛として美しい、テルカルは理想そのものではないかと。

 少女時代を演じたモンチこと星吹彩翔もその意味では秀逸。

 少女らしさを出しつつも、父親が去ると男の子並の悪態をつくと言う微笑ましい演出を自然に見せていました。成人したオスカルにつながる良い演技です。

 モンチ好きなんだけど、あたし芝居以外で見分けつかないのよねぇ・・・。そういう意味ではちょっと惜しい生徒さんではあります。でも、才能あるから劇団で頑張ってほしいなー。才能ある人すぐ辞めちゃうからさー。

 もう、脇の脇までキャラが立ちまくってて凄いんですが、特筆すべきはルルー。

 原作のまんまですよ・・・。すげぇ。

 すみれ乃パネェ・・・。

 めっちゃ、うるさかわいいです大好き

 それと、いつも注目しているヴェール役の蒼羽りく。

 今回は荒くれ衛兵と言うことでワイルドさを出しておりまして、ギラギラしてるんだけどどぎつくなくてカッコいい。目力がいいですね。

 一応、出番をファンの友人に教えてもらってはいますが、いくら教えてもらっても分からない人はわからないもんですが、りく君はなぜかわかるんですよね。

 盲目の妹ちゃんを庇うヴェールが超かっこよくてオバちゃん倒れそうでしたよ。

 あれね、これからは肩の力を抜いてもカッコよさがにじみ出ると大人の渋い男役もできるようになるね。

 まー、友人に一番のお気に入りはモンチとは言いましたが、スター性などの総合的な観点からみて成長が楽しみなのはりく君の方ですね。

 そして、フィナーレのショーで黒燕尾のシーンがあるんですが、歓声が上がったので何事かとおもったら、普段はオスカルのカツラで黒燕尾なんだそうですが、その日は地毛で男役凰稀かなめの黒燕尾だったので歓声がでたそうです。

 オスカルで黒燕尾は賛否両論だったそうで。

 すいません、私はちょっとそれが見たかったかもw

 しかし、オスカルでも男役でも凰稀かなめはカッコいい です、はい。

 まあ、演出は何ですが、すごく良かったです。

(一部、敬称略)